
40年前の「かがくのとも」25号に『とき』があります。その作品は「すこしずつでも、ときの かずが ふえていくといいですね」と結ばれましたが、日本では野生の朱鷺は絶滅しました。作者は今も朱鷺がすむ中国の村でスケッチを重ね、また佐渡ではモニター越しに飼育されている朱鷺が卵を抱く様子を丹念に観察しました。こうして中国を舞台にした朱鷺の生態に、日本での野生復帰を願った場面を加えて、二度目の『とき』が完成しました。(かがくのとも498号)

TVでも頻繁に保護が取り上げられるトキ。
実は、日本古来の種は既に絶滅していて、今生息しているのは、中国産の子孫だそうです。
保護種だけあって、本物を目にしたことはないですが、本当に美しい鳥ですね。
そして、人間にとって益鳥であることもわかりました。
なかなか目にすることができない生き物のことを詳しくわかり易く知ることができる。絵本の醍醐味だなって思いました。
ただ眺めるだけではなく、絶滅もしくは絶滅危惧種がいること、今は多く生息してても、乱獲や環境破壊によって、全ての生物に絶滅の可能性があること、こども達に是非知ってもらいたいです。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子6歳)
|