キングコングのいとこ
- 作・絵:
- マーク・ティーグ
- 訳:
- 中川 ひろたか
- 出版社:
- Gakken
まるで昔の映画を観ているかのようなビンテージな雰囲気でモノクロの画面。「誰でも素晴らしいことができる」という前向きなメッセージが胸に響く、心がぽかぽかする絵本です。
街で一番有名なキングコングの、全然有名じゃない、いとこのジュニアの日常を、キングコングと対比しながらさらりとくすりと描きます。
ニューヨークのアパートに母親と猫のバーニスと暮らすジュニアは、キングコングのように大きく強くなりたいと願い、たくさん食べて、トレーニングにはげみます。
ジュニアも憧れのキングコングのようなヒーローになれるでしょうか……?
この書籍を作った人
カリフォルニア州、サンディエゴ生まれ。15歳のときからニューヨークに暮らす。独学で絵を描きはじめ、絵本を40冊以上出版。日本で紹介されている作品に、『ブタはともだち』(徳間書店)、『きょうりゅうたちのおやすみなさい』(小峰書店)などがある。ニューヨーク州のハドソン・バレーで暮らしている。
この書籍を作った人
1954年埼玉県大宮市生まれ。日本ではじめての男性保育士として、5年間千早子どもの家保育園に保父として勤務。1987年、みんなのバンド「トラや帽子店」を結成。リーダーとして活躍。「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」などは、たくさんの子どもたちに歌われている。1995年「さつまのおいも」(童心社刊)で絵本デビュー。「たなばたプールびらき」他ピーマン村の絵本シリーズ(童心社刊)、「わりとけっこう」(絵本館刊)などの作品がある。絵本「ないた」で日本絵本賞受賞。絵本作家、詩人の他にも、ラジオDJなど、多方面で活躍中。