どきどきしてる
- 作:
- たけがみ たえ
- 出版社:
- 偕成社
うれしい時も、かなしい時も。みんなみんな、どきどきしてる。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介するのは『どきどきしてる』。木版画によって描きだされる生命力あふれる動物たちの絵が大人気、たけがみたえさんの新作絵本。いったい、どんな内容なのでしょう。
NEXTプラチナブックとは…?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。
力強い線と目の覚めるような美しい色彩で描かれているのは、まっすぐに生きる動物たちの姿や自然の風景。
「彫り進め版画」という木版画の技法で生まれるその絵の迫力といったら! 彼らの鼓動、体温、息づかいまでもが聞こえてくるようです。
そこに重なるのが、「どきどきしてる」という言葉。声に出して読むたびに、自分の心まで高鳴っていくような不思議な感覚を味わうのです。
作者は、生きものと目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している、絵本作家のたけがみたえさん。構想から10年。どきどきしてるって、生きること……この絵本から伝わってくるのは、そんなありとあらゆるものの「生きる喜び」の声なのかもしれません。
どきどきするのって、どんな時?
どきどきするのって、どんな時? 例えば、誰かに話しかける時、知らない場所に立っている時。そんな緊張と不安が混ざったような「どきどき」。あるいは、今にも走り出しそうなくらいに嬉しい時、けんかをしている時。興奮の「どきどき」もあるよね。美しいものを見ている時や、さみしくてたまらない時だって静かに「どきどき」する。ああそっか。どきどきするって、今の私が生きているってことなんだ! 明日はどんな「どきどき」が待っているのかな……。
この書籍を作った人
1986年東京都生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。生き物と目があった瞬間の「見たら見られた」をテーマに木版画を制作している。2017年『マンボウひまな日』で絵本デビュー。おもな作品に『みたら みられた』、『あめちゃん』『きょうは泣き虫』、『うみのあじ』『わたしは かわいい マヌルネコ』、『きこえないこえ』(作:内田麟太郎)など。
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。