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出版社エディターズブログ

2025.12.23

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新刊のための小舞台「拡材」について (東京書店)

2025年10月と11月に、『とびだすえほん たべるのだあれ』の新装版を発売しました。
これまで刊行してきた3種類の新装版を、2か月に分けて、10月に1冊11月に2冊を刊行しています。

『とびだすえほん たべるのだあれ』の新装版発売にあたり、各巻ごとにPOPと拡材を制作しました。
POPは目に留まりやすく、話題にしていただく機会も多い一方で、「拡材」については、まだあまり知られていない存在かもしれません。

そこで改めて、書店で使われる「拡材」とはどのようなものか、ご紹介したいと思います。

「拡材」とは、書店の売り場で本をより印象的に見せるための販促物です。

新刊であることを伝えたり、他の本より前に出したり、高さや奥行きを持たせたりすることで、売り場に小さな変化を生み出します。

ときには、「拡材」そのものがひとつの「売り場」を形づくるほど、大きな役割を果たすこともあります。

『とびだすえほん たべるのだあれ』新装版の「拡材」は、各巻それぞれの内容に合わせて制作しました。

組み立てると、収録されている動物たちが、まるで店頭からこちらをのぞき込んでいるように見えるデザインになっています。あわせて、本の魅力や内容が自然に伝わるコピーも添えました。

お客様に「これは素敵な本だな、手に取ってみたいな」と思っていただくこと。そして書店のスタッフの方々にも「売り場で紹介したい」「目立たせてあげたいな」と感じていただくこと。
そんな双方の気持ちをつなぐ、小さな舞台装置としての「拡材」を目指しました。

 

新刊が発売されると、本とともに「拡材」も書店に届きます。

届いた時点では、まだ一枚の厚紙の状態です。それを、学年誌の付録のように、組み立て説明に沿って形にしていただくことで、店頭に『とびだすえほん たべるのだあれ』の世界が立ち上がります。

あっという間に、「拡材」は完成します。

普段はなかなか目にすることのない「拡材」の底面にも、ささやかなメッセージを入れました。

書店には、毎日たくさんの本が並びます。

日々新しい本が刊行され、それぞれが売り場に置かれ、読者との出会いを待っています。その中で、本の特性や魅力に合わせた店頭でのPR方法が工夫され、「拡材」もそのひとつとして使われています。

「拡材」ひとつひとつにも、さまざまなデザインや仕掛け、工夫があります。
もし書店に足を運ばれた際には、『とびだすえほん たべるのだあれ』の
「拡材」が、どのように組み立てられ、どんな表情で店頭に立っているのか。
そして、ほかの新刊の
「拡材」が、どんなデザインで本を支え、彩っているのか。
ぜひ、そんな視点でも売り場を眺めてみてください。

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