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人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

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絵本紹介

2026.07.03

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なにを聞かれても、答えはみんな…… 『ゴリラのはなくそ』【NEXTプラチナブック】

絵本ナビがおすすめする「NEXTプラチナブック」(2026年5月選定)から、ご紹介する一冊はこちら!

ゴリラからの挑戦状。これから何を聞かれても「ゴリラのはなくそ」って言うんだよ。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介する絵本は『ゴリラのはなくそ』。ゴリラから投げかけられる11の質問に読者が答えていくユーモアたっぷりの読者参加型絵本。いったいどんな内容なのでしょう?

NEXTプラチナブックとは…?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。

なにを聞かれても、答えはみんな…… 『ゴリラのはなくそ』

朝ごはん、なに食べた?

  • ゴリラのはなくそ

    みどころ

    「わたくそは ゴリラです」

    いきなり登場したゴリラは、読者に挑戦状を叩きつけてきます。これから何を聞かれても「ゴリラの はなくそ」と言わなければならない、という約束をさせられるのです。

    それなら、そうと。思いっきり挑戦に乗ってみるのが正解です。

    朝ごはん、なに食べた?
    ウンチしたら、何でふく?
    きみの顔にくっついているのは?
    大きくなったら、何になる?
    世界で一番だいじなものは……?

    質問の内容は、気軽で簡単なものから、なんだか深そうなものまでふり幅たっぷり。けれど、どんなに考えたって、どんなに照れたって、どんなに抵抗したって、答えはひとつなのです。それはもちろん。

    「ゴリラのはなくそーー!!」

ふいに読者は何を聞かれても「ゴリラのはなくそ」と答えるよう、半ば強制的に約束させられてしまいます。ここからゴリラの質問攻めが始まります。

「ポケットに かくしているもの なあに?」

聞かれたら答えるしかないのです。必然的に読者は絵本の世界に参加することに! 回答を待つゴリラの絶妙な表情にも注目。

もっと色々と答えたくなるような質問にも、やっぱり……!?

このゆかいな参加型絵本を考えだしたのは、普段は絵本編集者として活動をされている田中尚人さん。絵本の世界を楽しむきっかけとなる一冊として、とにかく会話の楽しさが生まれるアイデアをあたためてきたのだそう。

そして、その絶妙な間を生み出すための仕掛けとして重要な役割を果たしているのが、画家・絵本作家である堀川理万子さんによる、墨とスポンジを使って描かれたというゴリラとはなくその絵。はじめはふざけた存在として見ていたゴリラのはなくそが、だんだんといつの間にか崇高なものとして見えてくるから不思議なのです。ページの隅に押された意味ありげな落款も気になりますよね。

さあ、つべこべ言わずに参加してみよう。
勝つのはあなた? それともゴリラ?
硬くなった体に、口に、心にも。
一番効果があるのは、大きな声を出すことです。
大人も子どもも、せーの!

 

編集長のおすすめポイントは……

決められた設定だからこそ

ゴリラの問いかけに「はなくそー!」と無邪気にさけぶ子、ちょっと嫌がりながらも少しずつ声が明るくなってくる子、答えている子を見て笑ってしまう子、どこまでも冷静な子、照れてしまう子。そして、そんな様子を見ながら嬉しそうに本を読む大人、兄弟、友だち……。設定こそ決められているものの、そこに生まれてくる反応や空気はきっとさまざま。思いきって声を出したら、心が解放されて自由な気持ちになった! そんな体験をしてもらえたら、絵本としても本望ですよね。

この書籍を作った人

たなかなおと

たなかなおと

1962年、東京生まれ。グランまま社編集長。編集者、ライターなど多岐に渡って活躍。児童書出版に関わる仕事のかたわら、仲間とともに「パパ's 絵本プロジェクト」を立ち上げ、お父さんによる読み聞かせ実践や講演活動を全国で行なっている。翻訳を手がけた絵本に、『だから?』、『かえるごようじん』(共にウィリアム・ビー/作 セーラー出版)、『やっと みつけた のら犬ヨハンのおはなし』(エリック・バトゥー/作 グランまま社)、再話に『ねずみのよめいりーインドにつたわるおはなし』(アンヴィル奈宝子/絵 玉川大学出版部、著作に、『絵本であそぼ!』(パパ‘s 絵本プロジェクト 小学館)などがある。お気に入りのゴリラは、上野動物園のシルバーバック、ハオコ。そして野生のみなさま。お気に入りのゴリラは、上野動物園のシルバーバック、ハオコ。そして野生のみなさま。

たなかなおと 作品一覧

この書籍を作った人

ほりかわりまこ

ほりかわりまこ

1965年、東京生まれ。画家、絵本作家。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、同大学院美術研究科修了。絵画による個展を定期的に開催する一方で、絵本や児童文学作品を発表。絵本に、『おひなさまの平安生活えほん』(あすなろ書房)、Bunkamura ドゥマゴ文学賞、講談社絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞した『海のアトリエ』(偕成社)、読み物に、『アンニンちゃんとパオズ』(ポプラ社)、坪田譲治文学賞を受賞した『ひみつだけど、話します』(あかね書房)など。『いま、日本は戦争をしている一太平洋戦争のときの子どもたち一』(小峰書店)では、当時子どもだった戦争体験者たちにインタビューを重ね、65篇のエピソードを1冊の絵本にまとめた。お気に入りのゴリラは、なおとさんと同じく、上野動物園のハオコ。

ほりかわりまこ 作品一覧

磯崎 園子(いそざき そのこ)

絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。

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