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人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

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絵本紹介

2026.07.01

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ひとつにきめなきゃいけないの? 『ぜんぶやりたい まにちゃん』【NEXTプラチナブック】

絵本ナビがおすすめする「NEXTプラチナブック」(2026年5月選定)から、ご紹介する一冊はこちら!

まにちゃんは、月曜日は歌手、火曜日は消防士と、毎日ちがうお仕事をしています。どれも全部やりたいことなのに……。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介する絵本は『ぜんぶやりたい まにちゃん』。作家・くどうれいんさんと、100%ORANGEとしても活動する絵本作家・及川賢治さんが初タッグを組んで誕生した心が軽やかになる絵本。いったいどんな内容なのでしょう?

NEXTプラチナブックとは…?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。

ひとつにきめなきゃいけないの? 『ぜんぶやりたい まにちゃん』

ぜんぶ ぜんぶ、たのしいのに……

  • ぜんぶやりたい まにちゃん

    みどころ

    さあ、まにちゃんの1週間がはじまります。まにちゃんには、とにかくやりたいことがたっくさん。月曜日は、すずめと並んでうたう歌手。火曜日は、きりんさんより高いところから見下ろす消防士、水曜日は水泳選手、木曜日はひつじ飼い……。

    まにちゃんにとっては、どれもやりたいこと。理由だって明快! だから毎日楽しく暮らしているのです。けれど、街の人たちはまにちゃんに聞くのです。

    「どれが いちばん だいじなの?」

    どうやらみんなは、まにちゃんがいずれ一つを選ぶだろうと思っているようなのです。全部やりたくて、全部楽しいまにちゃんは困ってしまいます。そんなある日、まにちゃんはとんでもない風邪をひいてしまい……。

月曜日から日曜日まで。まにちゃんは毎日ちがうお仕事、ちがう一日を過ごします。月曜日は、歌手。

火曜日は、消防士。きりんがうらやましくなったんですって!

だけど、まわりの人たちはまにちゃんに聞くのです。「どれが いちばん だいじなの?」 

絵本の作者であるくどうれいんさんは、ご自身も小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広く活躍をされている作家さん。まるで、自由でパワフルでまっすぐに突き進んでいくまにちゃんのよう。きっと同じように周りの人から「ひとつに決めなさい」と言われてきたのかもしれませんよね。

けれど、まにちゃんは自分に似合うやり方をよく知っています。ぐぐっと眉を寄せ、口をへの字に曲げ、まっすぐこちらを向き、心の中でつぶやきます。

「ひとつに きめなきゃ いけないの?」

表紙のまにちゃんの顔、なんてかっこいいのでしょう。読む人みんなにパワーをあたえ、元気で明るい気持ちにしてくれる魅力的なキャラクターを描いてくれているのは、100%ORANGEとしても活動する絵本作家の及川賢治さん。色々な姿に変身するまにちゃん、ちょっとだけ迷うまにちゃん、みんなの前で決意を宣言するまにちゃん。見ているうちに、大人も子どもも、すっかり虜になってしまうはず。

全部がうまくいかなくたって気にしない! 私ももうちょっと欲張りに生きてみようかな、なんて思うのです。

 

編集長のおすすめポイントは……

思い込んでいたのは自分自身?

「やりたいこと」があるって、とても素敵なこと。まわりの人だって、みんなきっと応援してくれるはず。だけどそれがいくつもいくつもあった時、今度は「うまくいくはずがない」って心配されるようになる。言われるうちに、本人だってそう思うようになっていく。だけど、本当に「やりたい」ことや「楽しい」ことが一つだって誰が決めたのでしょう? 絵本に登場するまにちゃんのパワーを感じながら、確かに思い込んでいたのは自分自身だったのかもしれないと気づくのです。諦めそうになったり、迷ったりした時には、まにちゃんに会いにくるのがおすすめです。

この書籍を作った人

くどうれいん
(撮影:ヤスダ彩)

くどうれいん

岩手県出身在住。短歌、エッセイ、小説、絵本など幅広く活躍中。小説『氷柱の声』『スノードームの捨てかた』(講談社)、エッセイ『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)『うたうおばけ』(講談社)『湯気を食べる』(オレンジページ)、絵本『まきさんのソフトクリーム』(絵・柴田ケイコ 岩崎書店)など著書多数。

くどうれいん 作品一覧

この書籍を作った人

及川 賢治

及川 賢治

1975年千葉県生まれ。竹内繭子と共に100%ORANGEとしてもイラストレーション、絵本、漫画、アニメーションなどを制作している。イラストレーションに『新潮文庫Yonda?』(新潮社)、『母の友 表紙』(福音館書店)、絵本に『ぶぅさんのブー』(福音館書店)、『まる さんかくぞう』(文溪堂)、『エルメスのえほん おさんぽステッチ』(講談社)、漫画に『SUNAO SUNAO』(平凡社)などがある。『よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし』(岩崎書店)で第13回日本絵本賞大賞を受賞。

及川 賢治 作品一覧

磯崎 園子(いそざき そのこ)

絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。

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