いらないものがいる町で
- 作:
- 村上 雅郁
- 絵:
- カシワイ
- 出版社:
- フレーベル館
いらないものがいる町――。
それは、魔女がつくった不思議な町。
訪れたのは、人間の世界に居場所をなくした少女、ミア。
ミアは魔女に与えられた家に閉じこもったまま。
心配した町の住人
世界のどこかにきっとある、ほんとうのあなたに出会える町。
村上雅郁さんとカシワイさん、ふたりで共同構想した初めての絵本!
装丁は名久井直子さん!
表紙絵の構図は名久井さん、カシワイさん、村上さんと打ち合わせして決まりました。
1ページ目から登場する「ねじ巻き鳥」が魔女のつくった町を飛んでいき、読者を絵本の世界に誘います。
魔女はものを捨てるのが苦手だ。必然的に部屋にはものが多くなる。
『いらないものがいる町』だからというわけではないが、魔女の部屋にあるものは(他人からはガラクタに見えてたとしても)すべて魔女にとって必要なものだ。
ちなみにお茶のとなりのガラスの器に入っているのは金平糖で、魔女の好物である。
「黒猫による解説」より
基本的に住人たちは陽気なやつらだ。
こわれて昔のように音楽を奏でられないチェロは、体の穴に住みついたねじ巻き鳥のハミングが、体内に反響する感覚がお気に入りらしい。
ホーロー鍋は底が抜けているため、際限なく(底抜けに)スープを注ぐことができる。テレビにはどこの放送局も放送していない番組が映る。
「黒猫による解説」より