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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  突撃レポート  >  「命」に「心」で向き合うひとりの葬儀屋の人生を描いた映画『ゆずりは』試写会レポート

新谷亜貴子さんの小説『ゆずりは』(銀の鈴社)を原作とした映画『ゆずりは』が、6月16日(土)に公開されます。

主人公のベテラン葬儀屋・水島正二を演じるのは、滝川広志さん。実は、ものまねタレントのコロッケさんなのです。滝川さんは、お笑いやものまねを封印し、身近な人の「死」を経験し、葬儀屋として日常的に「死」と接する生活の中で、己の感情を失いつつあった主人公「水島」を、全力で演じています。
公開に先駆けて行われた、試写会の感想をレポートいたします。

ゆずりは
著:新谷 亜貴子
出版社:銀の鈴社

繰り返す、生と死。それはあたかも、ゆずりはのように。 人は、なぜ生まれてくるのか。なんのために生きていくのか。どうして、死んでしまうのか。生あるものにどこまでも付いて回る命題を、葬儀社のベテラン社員である主人公と、その相棒となったイマドキ新入社員、それに、亡き人々とその遺族たちとの交流を通して追いかけていく本作。長年、「死」を仕事とすることで、“心が死んでしまった”主人公。その心が、物語が進むにつれて変化していく様子に、読み手の心も揺さぶられます。読後、「生とは」「死とは」の答えが、少し見えてくるかもしれません。

「心」を押し殺すことに慣れた水島と、「心」のまま感情を表現する高梨との出会い

水島正二は、葬儀社・安宅の営業部長。「私情を挟むことなく、粛々と葬儀を執り行うのが葬儀屋である」という、社長・松波平二郎の教えに従い、長年、真面目に業務を遂行してきました。
遺族の前では、決して涙を見せない水島。しかしそれは、己の心を押し殺すことに慣れ、感情の動きを忘れてしまったからだったのです。


©「ゆずりは」製作委員会

そんな水島の前に現れたのが、安宅の社員募集の面接にやって来た青年・高梨歩です。
茶髪にピアスという風貌、粗野な言葉遣い、そして面接中に泣き出すほど感情の抑制が効かない高梨を見て、誰もが葬儀屋には向いていないと判断しました。


©「ゆずりは」製作委員会

しかし水島は、幼い頃に大切なペットを亡くしたという話をしながら、ボロボロと涙を流す高梨の姿を見て、逆に採用を決めます。

「責任はすべて私が持ちます。必ず立派な葬儀屋にしますから」。

周囲の反対を押し切り、高梨を採用した水島は、彼を厳しく指導しました。


©「ゆずりは」製作委員会

水島は、高梨と一緒に仕事をする中で、一見破天荒そうに見える彼が遺族としっかり向き合い、自然に心を寄せる、豊かな感受性があることに気づきました。
自分の感情を、素直にそのまま遺族に見せる高梨の姿に、水島は心を揺さぶられます。そして、ある事情で先立った妻への思いを取り戻していくのです。

そんなある日、高梨がいじめを苦に自殺した故人に想いを寄せるあまり、参列者を罵倒するという騒ぎを起こしてしまいます。そこで水島が取った行動は……。

「ゆずりは」の木に込めた世代交代の思い


©「ゆずりは」製作委員会

題名になっている「ゆずりは」とは、庭木に使われる常緑高木です。名前の由来は、春に枝先に若葉が出た後、それに譲るように前年の葉が落葉することから。それが、親が子を育て、家が代々続いていくことに見立てた縁起物とされるようになったのです。


©「ゆずりは」製作委員会

実は、安宅の社長・松波平二郎と主人公の水島は、義理の親子。
松波は、妻を亡くして自暴自棄になって荒れていた水島を安宅へ入社させ、立ち直りのきっかけを与えたのでした。

その恩義に報いるため、松波の教えを忠実に守り、立派な葬儀屋となった水島は、さらにその「精神」を次の世代――高梨に伝えていこうとします。

4人のお葬式の様子を通じてえがかれる、「死」に対する人間のさまざまな想い。そして、愛する人を失った悲しみを乗り越えようとする、人の強さ。
「死」を見つめることで、逆に「生きること」の意味を考えさせられる感動の人間ドラマが、本作の大きな見所になっています。

原作小説では、水島が高梨に対して思っていたことが、心の動きと共に細やかに書かれているだけでなく、映画では描かれなかったエピソードを読むことができます。特に映画の後日譚となるエピソードを読むと、ほっこりとした気持ちにさせられます。

また映画公開に伴い、書籍カバーが、映画ポスタービジュアルを使用した新装版になりました。
カバー折り返しには、主人公「水島」を演じた、滝川広志(コロッケ)さんから寄せられたメッセージが掲載されています。ぜひ、映画とあわせてお楽しみください。


©「ゆずりは」製作委員会

『ゆずりは』
6月16日(土)より、K’s Cinema、イオンシネマ板橋ほか全国順次ロードショー

出演:滝川広志 柾木玲弥
   原田佳奈 高林由紀子 大和田紗希 島かおり 勝部演之

原作:新谷亜貴子『ゆずりは』(銀の鈴社・刊)

監督:加門幾生

脚本:吉田 順 久保田唱
題字:新谷碩雲

エグゼクティブプロデューサー:上野由洋 猪狩 茂 三上周治 プロデューサー:市川 篤 寺田 元
ラインプロデューサー:牧 義寛 キャスティングプロデューサー:渡辺 茂
助監督:湯本信一 撮影:吉澤和晃 照明:江川 斉 録音:土屋和之 装飾:山田好男 制作担当:鈴木 勇 編集:金子尚樹 音楽:遠藤浩二

主題歌:森本ナムア「楪〜yuzuriha〜」(babycat!records)

協力:千葉県 千葉県フィルムコミッション 千葉県八千代市 後援:八千代市商工会議所

特別協賛:安宅 協賛:全日本葬祭業協同組合連合会

制作プロダクション:北海道映画舎 製作:「ゆずりは」製作委員会

企画・制作:アジアピクチャーズエンタテインメント 配給:エレファントハウス/アジアピクチャーズエンタテインメント

(c)「ゆずりは」製作委員会

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取材・文:中村美奈子(絵本ナビ編集部)



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新谷亜貴子(シンタニアキコ)

  • 1982年、長崎県佐世保市に生まれる。幼少期より全国作文コンクールなどで度々入賞する。2011年、小説『君の声が聞こえる』(銀の鈴社)を出版。2012年、同作にて、第三十一回佐世保文学奨励賞を受賞した。2013年、小説『ゆずりは』(銀の鈴社)を出版。

作品紹介

ゆずりは
著:新谷 亜貴子
出版社:銀の鈴社
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