───制作の秘密を一部見せていただきました!
画材と、あちこち切り抜かれた紙片
右奥は、なんとティッシュペーパーに彩色しています!
たちもとさんお気に入りの画材のひとつ、クレヨン
───煮詰まることはありますか? そんなときはどのように気分転換されるんですか?
たちもと:ありますが…ふつうに暮らすことでしょうか。散歩がてらスーパーに行ったり料理をしたり、花の手入れをしたり、洗濯をしたり、お茶を入れたり。犬を飼っているので、犬とじゃれてみたり。力をなるべく抜いて描くようにしています。
───ほんとうにステキな空間…。ため息が出そうです。大きな窓から、夕暮れの様子がよく見えます。季節を感じるお部屋ですね。
たちもとさんは「雨の日が、いいんです」とおっしゃいました
●絵本って? 四季の行事って?
───ますださんは子どもたちに大人気のスーパーデュオ「ケロポンズ」としてご活躍でいらっしゃいます。たちもとさんは映像・文具・雑貨など子どものマルチメディアを企画制作するご自身のレーベル「colobockle」もお忙しいなかで、絵本を描かれるわけですが、お二人にとって「絵本」とはどんなものでしょうか。四季の行事への思いもお聞かせください。
ますだ:うちは昭和な家だったので、クリスマスよりむしろお正月のほうがメインイベントでした。母親がびしっと着物を着てね。でも毎年クリスマスにツリーを出して組み立てるのは大好きだったし、一度酔っぱらった父親がおみやげに買ってきたヘンなサンタの人形のことはよーく覚えています。大きな鼻を押すと「ウワッハハハ!」と不気味な声で笑うんですよ。それがこわくてねえ(笑)。子どもって変なことはよく覚えているものです。
たちもと:私の家にも、母が兄のために買ったらしい20冊くらいの講談社の世界の絵本シリーズがあって、トーベ・ヤンソンや・・・名前はなかなか憶えられないんですが欧米の作家の様々な国の絵本が楽しくてそのシリーズばかり読んでいました。
───そのためにこのシリーズがきっと役立ちますよね! 今日はお話を聞かせてくださって、ありがとうございました。
