絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  『でんせつの いきものを さがせ! ネッシー・ツチノコ・カッパはどこだ?』田中六大さんインタビュー

絵本作家になってもうすぐ3年目です!

───前回、お会いしたときは、デビューしたばかりで、ピチピチの(笑)好青年という印象が強かったのですが、今日お会いして、絵本作家としてのキャリアと貫禄が表れているように感じました。今回、作・絵をご自身で描かれて、改めて感じる絵本の面白さはありますか?

絵本は本当にいろんなタイプがあるなぁ…と最近常に思っているんです。今回の絵本は、僕が絵も文章も描きましたが、それも編集のTさんの力がなければここまで完成させることはできませんでした。作家さんが文章を担当されている作品も同じで、作家と絵描きと編集者、3人で色々やり取りをしながら作っていくのが僕は好きだし、絵本ならではだなって思います。

───子ども達にはどのように楽しんでもらいたいですか?

子どもって、絵の細かい部分までしっかりと見てくれるので、何度も読んでもらえたら嬉しいです。あとぜひ、自力で全部見つけてほしいですね。

───すごい好戦的な挑戦状ですね!

うしろのページに答えがないUMAもいるので、答えが載っているものくらいは自力で見つけてみてください!お願いします。


巻末部分にも探すUMAがビッシリ。全部見つけられるかな?

現在、わが子は1歳3ヶ月。子育て真っ最中です!

───昨年、六大さんはパパになられたんですよね。おめでとうございます!

ありがとうございます。今、1歳3か月なんですが。すごくかわいいんです。
あと、見ているととっても面白い(笑)。

───家でお仕事されているから、お子さんの成長が身近に感じられますよね。それってすごく特権だと思います。お子さんに絵本を読んだりもしているんですか?

10ヶ月くらいになる頃から絵本を見せているんですが、最初はほとんど反応してくれませんでした。でも、色々見せていると、絵本を認識する場面に立ち会えるんですよ。今では僕が絵本を読んでくれる人だということが分かっているのか、お気に入りの絵本を持ってきますね。

───お子さんが生まれると、絵本に対するご自身の気持ちも変わってきますよね。

そうですね。子どもが生まれたから、小さい子向けの絵本も興味が出てきますね。

───六大さんのファンは、いろんなテイストの作品を見たいと待っていると思います。ストーリー絵本も楽しみですが、赤ちゃん絵本も是非、見てみたいです。

そうですね、これからどんどん子どもを観察して。赤ちゃん絵本を出してみたいなと思います。

───ありがとうございました。『でんせつの いきものを さがせ!』、ヒントなしで細かいUMAも見つけたいと思います。


UMA好きな編集Tさんが持ってきてくれたかぶりものをかぶって3ショット。

インタビュー: 磯崎園子 (絵本ナビ編集長)
文・構成: 木村春子(絵本ナビライター)

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田中 六大(たなかろくだい)

  • 1980年、東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。漫画家・イラストレーター。漫画に『クッキー缶の街めぐり』(青林工藝舎)、挿画に『ひらけ!なんきんまめ』(作・竹下文子/小峰書店)、「日曜日」シリーズ(作・村上しいこ/講談社)、『4月のおはなし ドキドキ新学期』(作・はやみねかおる/講談社)、絵本に『だいくのたこ8さん』(作・内田麟太郎/くもん出版)、『ねこやのみいちゃん』(作・竹下文子/アリス館)、『しょうがっこうへ いこう』(作・斉藤洋/講談社)、『おすしですし!』(作・林木林/あかね書房)、『ぼくは ねんちょうさん』(作・サトシン/小学館)など。作・絵ともにオリジナル作品に『でんせつの いきものを さがせ! ネッシー・ツチノコ・カッパはどこだ?』(講談社)がある。
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