【今日の1冊】5月4日 「時代が変わってもずっと変わらないもの」
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【今日の1冊】 365日おすすめ絵本 (5〜6月)絵本ナビ編集部 2016/05/04 【今日の1冊】5月4日 「時代が変わってもずっと変わらないもの」
「今日は何の日?」「今日はどんな絵本を読もうかな?」 一日の始まりがワクワクするような絵本を毎日ご紹介します。
● 時代が変わり暮らしが変わっても、ずっと変わらないもの
ある夏の日、丘に男の子が埋めたひとつぶのどんぐり。 それはだんだん大きくなり、立派なオークの木となって――。 時が過ぎ、人々の暮らす風景がみるみる変わっていく不思議。そして、立ちつづける木の力強さをあじわえる大判の翻訳絵本です。 ページをめくると、鉛筆の線が残るあたたかなタッチで描かれた大きな絵の隅に、4桁の数字が記されています。 「1775」からはじまり、丘のふもとの湖に帆かけ船がうかぶ絵を数枚めくると、「1875」と記されたページには蒸気船が登場しています。 ちいさな小屋しかなかった丘には、レンガの煙突がついた家が建ちました。 その家の前で冬にそり遊びをする子どもたちは、大人になり独立し、また子どもが生まれ、オークの木の下での遊びがつづいていきます。 「1900」には、暗闇の夜だったまちの家々にあかりがともりはじめます。 年輪を重ねたオークが立派な枝をのばす下で、「1925」には車が走るようになり、馬車から車の時代へ。 「2000」と記されたページでも、木は立っていました。 いつまでもいつまでも、そこに立っているように思えましたが……。 もうお分かりでしょうか。数字は年代。計算すると200年以上もの間、オークの木は丈夫な根っこと幹で立ちつづけているのでした。 暮らしを描き出すこまやかな視点が、私たちを映画のような世界へつれていってくれます! 幼児から大人まで幅広い年齢層が一緒に楽しめる絵本。 作者G・ブライアン・カラスには『ちきゅう』『うみ』という素敵な絵本もあります。あわせて読んでみてくださいね。 時代が変わり暮らしが変わっても、ずっと変わらないものが、最後には描かれていますよ。 (大和田佳世 絵本ナビライター)
ある日ひとりの男の子が、どんぐりを土にうえました。
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