
【鈴木 まもるさん サイン本】 つかまえた!

絵本ナビでは、著者さん、出版社さんのご協力をいただき、著者サイン本の販売を行っています。
一冊一冊に直筆でサインを書いていく作業は、私たちが思っている以上に手のかかる作業です。
それでも、読者の方に喜んでもらいたい、想いを届けたい…そんな一心で制作の合間を縫ってサインを書いてくださっています。
だからこそ、その作品が好きな読者、著者のファンの方にとっては「宝物の一冊」になります。
また、新しい作家さんにとっては、一人でも多くの方に作品を読んでもらえるチャンスでもあります。
サイン本をきっかけに、その作品や著者さんのことを知るということもあるでしょう。
そんな「出会いの一冊」にもなるはずです。
以上の理由から、サイン本の販売数はどうしても限られてしまいます。
現在販売中のサイン本も、在庫が無くなり次第販売終了の貴重なものばかりです。
そこで、まだ購入可能なサイン本を1冊ずつご紹介していきたいと思います。
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
● 【鈴木 まもるさん サイン本】 つかまえた!
鈴木まもるさんと言えば、優しさにあふれた家族のお話と「鳥の巣」。
トレードマークとしてそんな要素が感じられる素敵なイラストが描かれた直筆サイン本です。
● よみきかせで必ず盛り上がる、つかまえてつかまえられる楽しい絵本。
「ぽっ」
てんとうむしが、たんぽぽの綿毛をつかまえた!
「ぺと」
たんぽぽの綿毛をつかまえたてんとうむしを、とかげがつかまえた!
「ふにゅん」「むぎゅー」
そのとかげをねこがつかまえて、そのねこをぼくがつかまえて。
そのぼくをつかまえたのは「こりゃー」、おとうさん!
そして、そして・・・!!
なんでしょう、この幸せなくり返し。
ページをめくるたびに「つかまえた!」をされた嬉しそうな顔が増えていくのです。
1番大きいと思っていたおとうさんをつかまえたのは、更に大きなくま。
おとうさんだって何か嬉しそうに見えます。
でも、これで終わりではないんです。結局1番最後にみーんなをつかまえちゃったのは?
やっぱりすごいね。
遊びがいっぱい、愛情がいっぱい。
みんなで読んでもきっと盛り上がる、鈴木まもるさんの優しさあふれる絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。
主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』『がんばれ!パトカー』(偕成社)、『せんろはつづく』『つみきでとんとん』(金の星社)、エッセイに『バサラ山スケッチ通信』(小峰書店)などがある。また鳥の巣研究家として 『日本の鳥の巣図鑑 全259』(偕成社)、『鳥の巣いろいろ』(偕成社)、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)、『鳥の巣みつけた』『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。

作:鈴木 まもる
出版社:講談社