「おそらの くも
きみは なにに みえる?」
人気シリーズ「おはなし・くろくま」もこの絵本でなんと10巻目。
今回は表紙の水色をイメージした晴れ渡る青空がテーマです。
今日は、お天気がとても良いのでくろくまくんはお出かけすることに。
お庭の池を見ると、きれいな水色の中お魚が泳いでいます。
お池が水色なのはなぜかな?
空の色がうつっているのかな?
くろくまくんは、考えます。
空に浮かぶ白い雲。じっとみていたら、雲がいろいろな形に見えてきました。
お魚の雲が、かいじゅうの雲に食べられたかと思ったら、大きなゾウになって・・・。
刻々と変化する雲の形に、くろくまくんの空想は雲のようにムクムクと広がっていきます。
まるで、青空に浮かぶ白い雲をずっと眺めているみたい。
清々しい気持ちにさせてくれる水色は、青空の中にいるような気持ちになります。
読み終わったあとは、思わず空を見上げて、雲の形をあってこしたくなります。
くろくまくんみたいに、想像力豊かなこたえがでてくるかな?
「おはなし・くろくま」シリーズに爽やかな1冊が加わりました。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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