「ハッピータウン」は、どうぶつたちがゆかいに楽しく暮らすまち。
仕事にほこりをもって働く姿や、何気ない日常の様子を見ていると、なんだか元気をもらえます。
シリーズ3作目の主人公は、ゆうびんやさんのココリさん。
お話は朝起きるところから始まります。
ココリさんは、ゆうびんやさんだけれど、配達に行く前にもうひとつ大事な仕事を済ませます。それは、屋根の上に登って……!?
「コケコッコー」
そうですよね、そうでした。
さて、自転車に乗って配達です。制服姿もキマっています。
まちのみんなに手紙を届けるココリさん、なかなか大変そうです。休憩時間には、自分の手紙も書いていますよ。一体誰に宛てた手紙なのでしょう?
ささやかだけれど、毎日だれかの心をちょっとずつあたためているココリさんの仕事。その爽やかな表情からは、充実感を感じます。あ、プライベートも充実してて、うらやましいね、ココリさん。
裏見返しには、ハッピータウンの地図。ゆうびんきょくの場所もわかります。お話がふえるほど、このまちの事をもっと知れるということですね。素敵なシリーズです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
続きを読む