森の小屋に住んでいたウサギのところに、ある日キツネがちょっと休ませてほしいとやってきました。ウサギがこころよく部屋に入れてやると、キツネは翌朝になっても出ていかず、反対にウサギを追いだしてしまいました。ウサギが泣いていると、最初は犬が、次には羊が現れてキツネを追いはらってやろうといいますが、みんなキツネに脅かされ追いかえされてしまいます。最後にやってきたオンドリは……。丸木俊が描くロシアの昔話。(「こどものとも」155号)
この絵本、昔読んでもらったことがあるな〜!!
と思い、息子と娘と一緒に読みたくなって、図書館から借りてきました。
読んでいて懐かしいな〜!!と思う私と、
興味深々で絵本にのめり込むように聞いている息子。
そして、わからないながらも?ジーッつと聞き入っている娘。
絵本の読みつがれていくことの大切さを感じながら読んでいった絵本です。
息子は、きつねがうさぎの家に我がものがおで入ってきて、『うさぎにでていけ!!』というシーンで思い余ったのか『きつね、あかんやんか!!』といっていました。
きつねがおおかみの声を真似て、うさぎを助けてあげようとしていた動物たちに『食いちぎってやる』というシーンはどうして急におおかみが出てくるのががいまひとつわかっていないようでしたけどね・・・
子どもには、『食いちぎってやる〜』など、少々乱暴な言葉であったり表現の仕方であったりとちょっと怖いかな?とも思う場面があります。
でも、いろいろな絵本を読んできて、時にはこのように悪いことを戒めていくという絵本も子どもにとっては大切な絵本なのではないかと思いました。
ただ、残念なことに絶版絵本ということです。
出版社さんに問い合わせたところ、ここ一年で重版される予定も在庫もないとのこと。
とても迫力のある絵と内田さんの再話が魅力ある絵本なので、皆さんも一度図書館で借りて読んでみてくださいね。
(りんごマミーさん 30代・ママ 男の子4歳、女の子1歳)
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