韓国やインドなど、世界中の国の絵本を紹介してくれるアートンの絵本シリーズ。なかなか興味深い作品がたくさんあります。 今回はアフリカの「セネガル」という国からお話が届きました。広いアフリカ大陸の中でも西の方の海沿いのある小さな国です。(地図で調べてね。) 鮮やかな真っ青の空の下、笑顔で運転するおじさんの真っ赤な車、それがブッシュタクシーです。 このブッシュタクシーというのはどうやら日本のタクシーとは大分様子が違うようです。知らない人同士が一緒に乗る乗り合いバスと言った感じ。でもほとんどが個人経営だそうです。「これは○○行きだよ。」など大声で確認しながら乗り込むんです!賑やかな光景が目に浮かびます。 「ぼく」のおじさんはいつも笑顔。整備もきちんとして安全なのでしょう、いつだって満員大繁盛で大忙しです。「ぼく」も学校が休みのときはお手伝いします。 お客さんは様々な人達です。セネガルずもうの力士や花よめ、花むこさん。棺の運搬から赤ちゃんの誕生まで(!?)色々な出来事があります。 そんな場面一つ一つが色鮮やかな迫力のある絵で描かれ、セネガルの人達の生命力の力強さも表現しているようです。生活習慣や文化が感じられ、想像力や好奇心をかきたてられますね。
おじさんはいつも笑顔で楽しそう。 だからおじさんのブッシュタクシーはいつも満員です。
ここは、西アフリカのセネガルの町。学校がお休みの日、セネ君はおじさんのブッシュタクシーのお手伝いをします。アフリカのブッシュタクシーは小さい乗合いバスのように知らない人もいっしょに乗ります。花よめと花むこさんを乗せたり、セネガル相撲の力士たちが乗ってきたり、バスの中で赤ちゃんが生まれたりブッシュタクシーはいつも大忙し。さぁ、今日はどんなお客さんが乗ってくるのでしょう。
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アフリカ独特の素敵な布を綺麗にセンス良くきている人達を描いた表紙が気に入ったのでこの絵本を選びました。賑やかなセネガルの町の様子が臨場感たっぷりに伝わってくるのが良かったです。この絵本を読むことでセネガルの様々な文化を自然に学べるのが良いと思いました。ブッシュタクシーが人々の生活に深く根付いているのが素晴らしいと思いました。セネガルに行きたくなりました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子2歳)
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