
ぼくのきかんしゃにのれば、いつだってすてきな旅がはじまる。ほら、やってきた……!!さあ、しゅっぱつだ!
玩具の機関車で遊ぶ子供の空想を描く絵本。家族みんなが風邪で寝こんでしまって、「ぼく」はとても退屈。1人で玩具の機関車で遊んでいると、いつの間にか機関士さんになっていて、夢の旅に出発します。

この作者独特の絵と男の子の空想が、みごとにマッチしていて今からの寒い季節にピッタリの絵本です。きしゃ好きの我が家の兄弟も、自分で車掌さんになってきしゃに乗って旅に出る男の子に、自分の姿を重ねているみたいで大好きなようです。
寒い日常におさらばして、常夏の島でバカンスなんて、大人の私も共感できるお話です。
子どもの一人の時間は、いろんなことを頭の中で考えて空想にふけってみたり、お人形とお話してみたりと、素晴らしい空間にいるんだと思います。そんな、一人で安心して遊べる時間を、何かと気ぜわしい毎日のうちで少しでも多くそんな時を持てる工夫をしていきたいです。 (やっちょとやまちゃんさん 30代・ママ 男の子4歳、男の子3歳)
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