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うりから生まれたうりこひめが一人でるすばんをしている時、 あまのじゃくがやってきた。うりこひめはあまのじゃくにだまされて…。
ウリから生まれたうりこひめ。
あっという間に大きくなって、お嫁にいくことになった。
おじいさんとおばあさんが嫁入り支度で買い物に行っている間に現れたあまのじゃく。
………。
スピーディな展開ですが、子どもたちを引きつけてくれるのが、軽いリズム感とおおらかなセリフ、そして梶山さんの絵の世界です。
あまのじゃくってどんなに悪いヤツだと思ったら、おじいさんに簡単に懲らしめられてしまいます。
あれこれ考えると、???のいっぱいつくお話でもあり、よく考えると大きな盛り上がりにも欠けるような気もするのですが、それを補ってあまりある楽しい紙芝居。
松谷さんの演出もバッチリです。
小学校の昼の読み聞かせで読んだのですが、絵本では味わえない楽しさがあります。
子どもたちを直接に見ながら、セリフの使い分け。
おじいさん、おばあさん、うりこひめ、あまのじゃくになりきって声を出すことに集中出来ます。
お話のおわりの「シャンシャーン」。
本当ならばおとなしく終わるのでしょうが、高らかに抑揚をあげたらいっぱいの拍手をいただきました。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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