
ニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、コールデコット賞を受賞したイラストレーター、カーソン・エリスによる、子猫が家を見つけるのを手伝うために集まったニューヨーク近郊のコミュニティで起きた実話を基にした心温まる絵本。

何ともややこしい題名。
表紙絵のこねこ同様首をかしげたくなります。
でも、読後には納得。
そう、こねこのエピソード以上に、みんなの関係性が浮かび上がる、
実話に基づく、ハートフルなおはなしなのです!
何より、じっくり絵を読んでまいりましょう。
素敵なおうちから、犬の散歩に出かける母子からスタート。
車の下で、汚れて腹ペコでびくびくして一人ぼっちで寂しそうに鳴いているこねこは不動の存在。
そこに通りかかる人々のおはなしでもなさそうです。
そう、この連係プレー。
みんなの関係性が素敵です。
ほら、みんな幸せ。
小学生くらいから、言葉の名手、石津ちひろさんの軽やかな訳を、
体感してほしいです。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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