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桂三枝の落語絵本シリーズ(1) 美しく青き道頓堀川」 みんなの声

桂三枝の落語絵本シリーズ(1) 美しく青き道頓堀川 作:桂三枝
絵:黒田 征太郎
出版社:アートン
税込価格:\1,650
発行日:2005年08月
ISBN:9784861930119
評価スコア 4.7
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みんなの声 総数 9
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  • だじゃれに込められた痛切な人類愛!

    • もにいのさん
    • 30代
    • ママ
    • 茨城県
    • 男の子7歳、女の子3歳

    だじゃれを駆使した面白い文章は、三枝さんならでは。
    だが訴えていることは、環境汚染の深刻さについてで、非常にシビア。まさに、絵本を使った環境問題への痛烈なアピールである。大阪を愛し人類を愛する三枝さんの嘆きと訴えが心うつ。そして鋭い批判を、だじゃれとユーモアのオブラート包む優しさは、さすがである。
    本当に理解できるのは、三年生ぐらいからかも。 しかし、低学年でも本当に理解はできなくとも、環境汚染が生物にあたえる影響について、考える機会になってよい。言い換えれば、小さい方かたから、お年をめした方まで、年齢に応じた深さで捉え方が出来る本であり、けっして、子供だましの娯楽本ではない。是非、学校の図書室や図書館で揃えていただきたい本である。
    ただ、大阪や道頓堀川を知らない子供だと、反応が悪くて、もどかしい。私は関西人だが、子供達は関東で育った。読む前に、道頓堀や阪神タイガースファンの熱狂ぶり、グリコの看板などについて、一通り説明したが、どうもピンとこないらしい。出来れば、テレビなどで道頓堀での熱狂騒ぎを見た後に読むなどの演出が欲しい。また、ボケとつっこみの文化が浸透してないので、思ったところで笑いがとれず、拍子ぬけした。やはり文化の違いは大きい。だがオチも強烈なので十分読み応えはある。
    絵もユーモラスでシンプル、シビアなページは深刻に描かれており、表現力があって、文章にピッタリあっている。
    文章が長く、関西弁なので、読み聞かせにはかなり技術が必要。

    投稿日:2008/11/22

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    1
  • 落語導入編

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、女の子7歳

    落語って、眠くなるイメージがあって、「お年寄りが好きな、長いお話」くらいの認識でした。でも読んでみてびっくり。落語ってこういうの?と現代的なネタでした。調べてみたら、桂三枝さんは創作落語で有名なんですね。「地球を大切にしよう」っていうことを、途中の長い話から一転させて、ちょいちょいだじゃれをはさみながら、うまいこというんです。その間、おもしろいから夢中になって続きを楽しみにしている自分がいて、絵の方には目もくれないというか、どうでもいいというか。落語の、人を引き付ける不思議な魅力に少しだけ触れることができた気がします。

    投稿日:2020/05/06

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  • 新作落語の大家、桂三枝師匠の話を元に、素朴でユーモラスな絵で人間に必要な哲学と真実をお届けする作品。古典落語では表現できない現代の空気、笑いで包まないと届けられない深刻な問題が、うまいこと心に突き刺さって考えさせられる作品だ。

    話は、汚染された道頓堀川に住む亀の親子の会話で始まる。息子はきれいな川に移住しようと旅立とうとするが、父は汚染されても故郷である川に執着する。しょうもないギャグや、地球の歴史や環境についても語り、人類に対するメッセージも語る。長い話合いの後、息子ははやり旅立つが…

    大人と関西人向け(特に大阪)の話である。道頓堀川についてのエピソードを知らないとわからないネタもあるので、はやりネイティブ大阪人が一番楽しめるからうらやましい。これから関西人になりたくてもなれない自分は不幸だとつくづく思った。
    三枝師匠は落語のCDを最近好んで聞くようになって、師匠の人間愛と爆笑ギャグの数々を思いながら読んで、2倍楽しめた。初めて桂三枝という人の作品に触れる人は、最初の創作落語を聞いてから雰囲気をつかむと、より楽しめるかもしれない。

    大人が読んでも十分読み応えがあり、考えさせられ、印象に残る素敵な作品だ。環境破壊が手遅れにならないうちに、一人でも多くの人が読んだらいいと思う。

    投稿日:2020/04/11

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  • ひとりの人間として反省します。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    桂三枝の落語絵本第1巻です。
    カメの親子のお話ですが、かなり人間風刺が効いています。
    ほとんどの文が会話なので、読み聞かせなどに使うのはかなり難しいと思います。
    どうしてもやみ聞かせに使いたいときは、事前によく練習してほしいと思います。

    黒田征太郎さんの挿絵が、話に出てくる人間のゆるゆる加減に合っていて、ばっちりでした。最後のオチ、めっちゃ怖いです。
    ホントにこんなことにならないように、ひとりの人間としてすごく反省しました。
    たくさんの子どもたちに読んでもらうことで、未来の「道頓堀川」を含め地球の自然が少しでも美しく再生できればと思います。

    投稿日:2011/12/29

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  • おちならずに綺麗な川にしたいです

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪10歳

    題名は美しく青きドナウをもじってつけられたものですね。この道頓堀川には阪神が優勝したときには人間がふってくるわ白い服をきたファーストフードのおじさんはふってくるは自転車は川底に沈んでいるわで、汚れた川のイメージしかありません。そこにカメがすんでいていろいろ環境批判や皮肉をいうのですが、最後には川が綺麗になっているのですよね。その前に大きなおちがあります。私たちはこの大きなおちになることなく、いろいろな魚やかめが普通にすめる川にしたいですね。

    投稿日:2010/07/18

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  • カーネルおじさん

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    桂三枝さんの落語絵本シリーズ。
    この絵本では、道頓堀川に住む1匹の親子のカメのお話です。
    今まで数冊このシリーズを読みましたが、これは単に愉快と思えるだけでなく、人間をチクリチクリと批判する、ちょっと胸が痛む内容です。

    人間ってホント勝手なことやっているなと、カメの立場になって考えたりもしました。
    他の動物からしたら、やっぱりこういう風に見られているのかなと妙に納得してしまいます。
    特に、人間が進化していく姿を表した絵には、ドキッとさせられます。

    ちょうど最近、道頓堀川に長年沈んでいたカーネルおじさんが引き上げられましたよね。
    ニュースで見たときには「やっと出てこられてうれしかっただろう」と思っていましたが、これを読んで、もしかしたら逆の気持ち?と考えさせられました。
    最後のオチが現実にならないよう、人間たちの手で川をキレイにすることができたらいいですね。

    投稿日:2009/03/16

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  • ほんまに 地球を大事にしよう!

    ほんとに カメ吉とお父さんガメの会話は、考えさせられます。

    関西弁で読むと、雰囲気でるな〜
    (自己満足)
    川が汚れて カメ吉 甲羅に湿疹できて・・・かわいそう
    「甲羅がかゆいんか? こうら困った」
    落語のおもしろさ!

    阪神タイガースが優勝した時の道頓堀川の事も書いてあって
    なんだか 親しみがわくんです!

    人間は地球の上でいちばん偉いと思とるから、好き勝手しよる。わしはあんまり人間が、偉いとは思わんけど・・・・

    もともとみーんな 海からきたんやもんなぁ

    納得 納得!

    ほんとやね!

    なんと 「川を汚していた人類が滅亡したんやからや」

    カメ吉の孫のカメ太の話きいて・・・

    淳也君・・・ほんと 怖くなったんやね・・・

    こうならないように、地球まもらんとあかん!
    ほんまに 落語のおもしろさの中に 真実が込められていて

    考えさせられたわ!

    投稿日:2007/08/06

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  • すごい、おち!!

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    阪神ファンの息子にと、図書館から借りてきました。
    (道頓堀川は、阪神ファンが飛び込むので)

    はなしがぽんぽんと進んで行って、話し言葉のおもしろいこと!
    さりげなく、環境問題にふれてあって、とてもいい本です。

    とにかく、手にとって読んでもらいたいです。
    読み聞かせに行きたい気持ちは、満々なのですが、
    残念ながら、関西弁が使いこなせないので、断念しました。

    他の動物たちから、人間は滅亡してもらいたいと、思われないようにしないとね!

    投稿日:2006/08/08

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  • 落語絵本の世界へこんにちは

    健康には笑いがよいと言われ、落語がじわじわと注目を浴びていますが、絵本の世界にも落語があることに感激しました。古典落語の絵本もありますが、これは、桂三枝さんの創作落語絵本シリーズの第一弾です。大阪の道頓堀川を舞台にカメの親子のやりとりでお話が進んでいきます。大阪弁で書かれているので、関西人ではない私は読むのに不安もありましたが、読んでみると案外はまってしまうものですよ。テンポ良く読みながら、ぼけたり、つっこんだり、落語を読むことがこんなにおもしろいとは思いませんでした。聞いている人を笑わせることもうれしいけれど、読むだけで、快感です。それに、何と言っても最後に落ちがあるじゃないですか。どんな落ちになるのかと思いきや、何ともスケールのでかいメッセージが隠されていて、さすがは桂三枝さんだなあって感動しました。落語のおもしろさを理解できる子供にはぜひ読んであげたいです。小学校高学年から中学生がいいかなと思います。読むにはかなり練習しなくちゃいけませんけどね。

    投稿日:2006/05/04

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