「こんなことってあるかしら？」 ママの声

長新太さんの絵本が大好きです。
こちらも、長新太ワールド炸裂の1冊。
時々読みたくなって、本棚から引っ張り出してきます。
「こんなことってあるかしら？」
思わず「ないない！」とツッコミたくなるシュールな小ネタの数々。
例えば「小さいタクシー」
おきゃくさんはやねのうえ。
ワーイ、こわいよ、おそろしい。
こんなことってあるかしら？
リズムの良い文章で、声に出して読むと楽しいです。

いろいろなこんなことってあるかしら？が出てきます。
小さいタクシー。お客さんは屋根の上。
消防自動車が火事！
等々。
こどもにはまだちょっと早かったかもしれません。あまりピンときていないようでした。
たぬきのたべすぎのページはたぬきのおなかが出ている絵が面白かったようで反応しました。
作者も絵も長新太さんなのですが、互いを別人かのように語るそれぞれの立場でのあとがきが面白かったです。

荒唐無稽な色々な出来事の最後に、毎回「こんなことってあるかしら？」のしめ。その一言で何がおこっても許せてしまえます。

読後、子供は当然「こんなことってあるかしら？」が口癖に。しばらくの間我が家でこの言葉が流行してました。

○○が××です。こんなことってあるかしら？
と、摩訶不思議な質問が繰り返されます。
うちの娘は、「ないないないない（笑）」がほとんどでしたが、時折、「あるあるある」だったり、「ない・・・あるかな？？」と迷ったり、結構、真剣に取り組んでいました（笑）

あってもなくてもいいんです。
考えることが楽しいんです。
そんな一冊です！

長新太ワールド炸裂です。最初読んだ時には「？！」の連続、絵もやっぱりかわいくない（笑）でも、もうすぐ4歳になる娘と2歳になる息子は異様なくらいに気に入って、毎晩寝る前に読まされました。これが恐るべき長新太さんの実力でしょうか。
内容はありえない状況のトピックがいくつも出てきて、「こんなことってあるかしら？」という言葉が繰り返されます。文章も七五調を基本としたリズミカルな感じです。
大人には分からない魅力が詰まった絵本であることは間違いないようです。

見開き１ページに、詩のようなお話が１作ずつ載っています。
団子のマンション、小さなタクシー、火事になる消防車　色いろな雨などなど
どのお話も長さんワールド炸裂です！

好き嫌いはわかれるところでしょうが、
我が家の息子たちは、時には笑い時には突っ込みを入れつつノリノリで聞いてくれました。

雨のお話のところでは、つい先日の雨の日に
「お空から飴がふってきたらいいなあ、ぼくはキャッチしていくらでもたべるんだ」
といってた次男のことを思い出しました。
だんだん、子供たちも長ワールドに感化されてきてしまってるのかなと
思いました（笑）

２年生のおかあさん読み聞かせの時間に読んでもらった本のようです。
娘がおもしろかったと言ったので読んでみました。
たしかにおかしい。
おもしろいというかおかしい。
大人が読んでてもおもわずクスっとわらっちゃいます。
こんなことってあるかしら？
想像してみてください。

　　　小さいタクシー
　　　おきゃくさんは屋根の上
　　　ワーイ、こわいよ、
　　　おそろしい。
　　　
　　　こんなことってあるかしら。

まさしく長さんワールドですね。文句ナシです。
「こんなことってあるかしら？」
「いやいやいやいや、ないでしょう！」
と答えたいけど、
「もしあったら･･･？」と想像してしまいます。
それが長さんの魔法なんでしょうか。
個人的には“四角い月”が気に入りました。
丸い布団で寝てみたい。丸い布団、あればいいのに。

詩みたいに短くまとめた「アリエンティー」な笑い話？ナンセンス絵本です。
お話会の導入などに使えそうですね。
私は「お化粧する花」がイチ押しです！

長新太さんの作品だったのでこの絵本を選びました。タイトルのとても興味を惹かれました。奇想天外で普通では考え付かないような事が次々と登場するのが楽しかったです。特に小さいタクシーの話が良かったです。どのページからも長さんらしさが感じられて堪能しました。お母さんが家族の為に一生懸命に大根を運ぶ姿も愛を感じました。