クリスマスが近づくと、神様はサンタクロースを募集する、という
意表をついた出だしで始まるこのお話。
募集で集まった中に、たった1人、混じっていたおばあさん。
気まぐれな、子供心をもったおばあさんなのかな?と想像したのですが、
孫娘に会いたい一心で、サンタクロースになったんですね。
おばあさんの気持ちが分かった瞬間、感動してしまいました。
サンタクロースの募集に集まってきた人達のことは、特に説明
されているわけではありませんが、おばあさんの言葉や、
サンタクロースになった人達の会話の中で、その事実が少しずつ
浮きぼりにされてきます。
サンタクロースがおばあさんだって、いいじゃない!
サンタクロースを信じているお子さんに素敵な夢を与えてくれる
作品だと思います。