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かしこいモリー」 パパの声

かしこいモリー 作:ウォルター・デ・ラ・メア
絵:エロール・ル・カイン
訳:中川 千尋
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2009年10月
ISBN:9784593505142
評価スコア 4.45
評価ランキング 11,074
みんなの声 総数 10
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  • モリーひとりの大活劇

    カインのロマンチックでファンタジックな絵が楽しめる絵本です。
    人食い大男の家の前に迷い込んでしまった三人姉妹。
    人食い大男のかみさんに頼んで泊めてもらうことにしたのですが、大男には命を狙われることになってしまいました。
    末娘のモリーの機転で、大男の三人娘と入れ替わり、モリーたち三人姉妹は逃げ出すことに成功します。
    そこからはモリーの大活躍。
    王様から言われた三つの希望を順番にかなえ、姉たちを王子と結婚させ、自らも結婚することができました。
    しかし、モリー一人が大男の家に戻って、剣や財布や指輪と大男の持ち物を取って逃げるのです。
    最後の指輪については大男に捕まってしまい危機一髪。
    袋に封じ込まれた後、大男のかみさんと入れ替わって難を逃れることができました。

    でも…、と考えると…。
    どうしてモリーひとりが大男の家に戻って危険な目に合うのでしょうか?
    王子様たちの出番がないのです。
    それに、考えてみると、大男の娘にひどい目にあわせたり、かみさんに関しては恩をあだで返すようなことをしてしまいます。
    大男がどこか憎めないキャラクターで、大男の娘たちもそれなりに可愛く描かれているので、なんだかモリーがずるがしこく見えてしまいました。

    モリーと結婚した王子様はきっと苦労すると思いました。

    投稿日:2011/09/29

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  • なぜ「かしこい」と言われるのか

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子15歳、女の子13歳

    『おはなしのろうそく1』(東京子ども図書館編)に収録されている、おなじみのお話です。

    素話が良いのか、絵本が良いのかと比較されることもあるかもしれませんが、再話した人も訳した人も違うということもあり、どちらも楽しむのが良いと思います。

    この絵本のおもしろいところは、左側のページには、一面に精細で色あざやかな、どこかユーモラスな絵が描かれており、テキストが書かれている右ページの右下には影絵のような絵が添えられています。この影絵のおかげで、残酷だったり、怖ろしかったりする場面が、読者の想像に委ねられています。

    少し納得がいかないのが、モリーが危険を冒して、王さまとの約束を果たしたにもかかわらず、その褒美である結婚する王子さまが、なんとなくさえないのです。王子さまといえば、かっこいいものと相場が決まっているのに、なぜ「かしこいモリー」は二人の姉たちとともにさえない王子さまと結婚したのでしょう。

    大男の家から物を盗んでくるときに使った「かしこさ」よりも、王子さまの見た目なんかより、姉妹そろって、しあわせに生活することを選択したことが、実は「かしこいモリー」とよばれる由縁なのかもしれませんね。

    投稿日:2010/06/26

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