「アルフレートの時計台」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

アルフレートの時計台を読ませて頂いて、とても感動しました。これは何よりも心地よいお話です。時計台と言えば、まず私は埼玉県川越市にある時の鐘を思い出さずにはいられません。私は昔、川越市に住んでいたことがあり、たくさんの方にお世話になりました。まさに第二の故郷だからです。この本は時計台が出てくることに関心があり、読ませて頂きましたが、不思議な世界に魅了されてしまいました。そしてこんな幻想的な素晴らしい世界を共有させて頂いて、ひじょうにハッピーな気持ちになりました。またあらためて読みたくなる本です。ありがとうございました！

ちょっと不思議で神秘的な物語です。
望郷と思い出と・・・。
過去に戻れたら誰に会いたいかな何したいかななんて思いも読み手は感じるかも知れませんね。
美しい景色さえ思い浮かぶような、そんな物語でもありました。

作者さんが「イェ―デンシュタットの3部作」と書かれている作品の一つです。少年時代を過ごした故郷の街に小児科医として赴任した医師、クラウス・リヒトの話です。
冒頭部分に、幼稚園にやってきた若いドローセルマイアー氏との出会いがあり、クラウスもこの人形劇場を観て育ったようです。
２０年前の親友アルフレートとの思い出、公園の中にあるペガサスと時計台の伝説。美しい文章に引き込まれてゆく内容でした。