島ひきおに」 みんなの声

島ひきおに 作:山下 明生
絵:梶山 俊夫
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1973年02月
ISBN:9784033300207
評価スコア 4.65
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みんなの声 総数 51
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51件見つかりました

  • 私だったら?

    読み終えて何とも言えない感情が残ります。
    私だったら・・・
    恐い顔した鬼と友達になれるだろうか?
    大きな鬼と友達になれる?
    人を食うと意あれてる鬼を信じられる?
    ???どうでしょう??

    外見じゃない、中身なんだ!!って一言で言っても
    実際に目の前に現れると、
    私ならどんな態度をとっただろう??

    鬼に同情する部分もあったり、
    鬼を嫌って・怖がって島から島へ鬼を避けた人々の
    気持ちにも同感する。一体この何とも言えない思いを
    どうしたら良いのだろう??

    とっても心に残り、私の中で、いや、
    おそらく皆さんのなかでもいつまでも課題になって行く
    お話しになると思います。

    投稿日:2007/02/14

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  • ずーっと、引きずる絵本です!

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子13歳、女の子11歳、女の子6歳

    『絵本であそぼ!』で田中パパが、『ぼくらがうっかり泣いてしまった絵本』のところにあげていたので、ずっと気になってました。あの田中パパを泣かせてしまう本って、どんな本なんだろう?!って・・・。

    少し前に古本屋さんでGETしたこの絵本を、節分にちなんで、先日やっと読んでみることができました。

    ひと言で言えば・・・
    うわ〜、やられた〜!
    ・・・って感じの絵本です(爆)。

    だって、ワンワン思い切り泣ける絵本ではない。
    なのに、せつない。
    読後に抱くやりきれない想いを、どこへ持っていったらいいのか?!
    途方に暮れてしまう。

    図体が大きいから?!
    怖い顔をしてるから?!
    凶暴そうに見えるから?!

    寂しくて、誰かと友達になりたかっただけの、純朴な鬼は、島を引きずって、人間たちの所へやってきますが、誰も友達になってくれる者はいないばかりか、たらい回しにされ・・・???

    そんな身勝手な人間を恨むわけでもなく、
    南へ南へ
    沖へ沖へ
    海の中を、どこまでも、さまよう鬼の最後が、物悲しく心に残ります。

    「Aちゃんだったら、鬼と友達になってあげるのに・・・」
    次女がポツリとつぶやきました。
    「うん、母ちゃんも・・・。」
    と答えながら・・・
    本当になれるのだろうか?!
    本当に、鬼が目の前に現れたら、外見で判断せずに、友達になれるだろうか?!
    考えこんでしまいました。

    皆さんなら、鬼と友達になれますか?

    投稿日:2007/02/06

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  • 好きだけど嫌いな絵本

    • MAYUMIさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳

     寂しがりやの鬼の悲しさや
    胸のうずきが、痛く伝わってくるような絵本だ。
    何とかして人間と一緒に暮らせないかと、
    恐がって、近づこうともしない人間に、
    一生懸命に呼びかける鬼のひたむきさが健気だ。
    寂しくて仕方ない鬼が、
    友達を探し求める必死な思いに、胸が熱くなる。
    読んだ後に、ずしんと心に残る思いなんだろう!!
    同じ人間としての恐さ・やるせなさと共に、
    「誰か友達になってあげて!わかってあげて!」
    と願いにも似た感情が沸いてくる。
    子どもにも、大人にも読んでほしい一冊だ。

    ただひとつ困るのは、強烈な読後感かな・・・。
    我が家では、
    「好きだけど気持ちのやり場に困る一冊」になっている。

    投稿日:2007/01/28

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  • 鬼の心、人知らず

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    昔、海の真ん中の小さな島に鬼が住んでいました。鬼はいつも一人ぼっち。空をわたる鳥や沖を通る船に「おーい、こっちゃきてあそんでいけ」と声を掛けますが、みな鬼を怖がって寄りつきません。ある嵐の晩、鬼の目を家の明かりと見間違えて一隻の漁船が島へやってきました。鬼は大喜びで猟師を歓迎しますが…。
    鬼というだけで怖がられ嫌われるおはなしは多々ありますが、これまで読んだ鬼の絵本の中で、私はこの絵本ほど悲しく切ない本を知りません。子どもは泣きそうな顔で聞いていました。私も実は泣きそうでした…。鬼にいつか友だちができたらいいな、と思いながら本を閉じました。文章も絵もすばらしいです。

    投稿日:2007/01/16

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  • なんと書いたらいいか

    • ぽた子さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子4歳

    この本の感想をなんと書いたらいいか。
    おにを遠ざけたい村人たちの気持ちは、子供を守る親としては、分かる気がするし。
    おにの純粋な気持ちを信じて応えてあげて欲しい気もするし。

    8歳の長男は、「悲しい話だよ」と言ったきり、二度と読んで欲しいと言いませんでした。

    4歳の娘は、どこまで理解したのか。
    でも、一人遊びに切なくなると、「おーい、こっちゃ きて、遊んでけ〜!」と母を呼びました。
    案外、おにの心情は理解出来たのかもしれません。

    投稿日:2006/11/08

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  • せつない

    • きらりさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、女の子4歳

    人間にだまされ拒否される孤独な鬼。
    すごーく切ないです。
    鬼は人間と仲良くしたいのに、人間は鬼というだけで拒絶する。
    とてもこころが痛い。

    小学校の読み聞かせで読んだら真剣に聞いてくれました。
    結構長いので低学年は集中力が持つか心配でしたが大丈夫でした。
    この本の力でしょう。

    投稿日:2006/03/03

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  • 5年生の読み聞かせ会で

    読んでみた。

    その前に「いちがんこく」を読んだので、笑いの余韻の残る中読み始めたのだが、だんだんとみんなの突き刺さるような意思のある目を感じた。

    その目がときには和み、憤り、哀しみを感じているのがひしひしと伝わってきた。

    5年生の読み聞かせにはもしかしたら幼いかな、冷めた目で見られるかな、と思ったが大成功。高学年対象の読み聞かせでも十分通用するかな、と思う。

    投稿日:2004/11/10

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  • 考えよう・・

    「この後、鬼はどうなってしまったの?」絵本を読んだ後に息子が呟いた言葉です。鬼は恐ろしい怖い・・今まではそう思っていたのでしょう。でもこの本のおかげで、外見の印象だけで判断するのは良くないと解ったようです。人の愚かさにせつなくなってしまいます。

    投稿日:2004/01/15

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  • お父さん、お母さんと一緒に

    • トビーさん
    • 20代
    • その他の方
    • 兵庫県

    鬼の孤独を描く本。村人は誰も鬼を仲間にいれてくれません。ただ鬼は友達が欲しいだけなのに…とても切ないお話です。私が特に印象に残ってるのは、おじいさんが鬼と一緒に寝る場面に犬の骨を枕元に置いて逃げるところです。次の日の朝、鬼は村から追い出されます。本当に鬼がかわいそうって思ってしまう。とても迫力のある色のはっきりした絵です。鬼もとても大きく描かれてるのですが、島ひき鬼の背中はとても小さいです。
    子どもに読んで聞かせる昔話として、私はおすすめします。小さい子どもが一人で読むよりは、ぜひお父さんやお母さんのひざの上で読んでもらいたいお話です。

    投稿日:2003/09/28

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  • とってもせつないです

    • コラショさん
    • 30代
    • ママ
    • 長野県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    子どもが昔話が好きなので読んでみました。
    おにがわるもので、やっつけられて、めでたしめでたし・・・
    ではありませんでした。
    あのあとおにはどうなったんだろう?
    誰か友達になってくれたかな?
    自分だったら、どうするだろうと子ども達も考えていたようです。せつないけどおすすめです。

    投稿日:2002/12/05

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