外国の方の作品なのに、主人公であるくまのぬいぐるみの名前が「くまごろう」、
犬の名前が「じんべえ」ととっても和風なのは
訳者の方のアイディアなのでしょうか(^^) ユニークです。
小さな女の子と一緒にくらしているくまごろう。
女の子のわがままにつきあったり、お兄ちゃんに遠くまで投げられたり、
夜は洗濯機に放り込まれる生活。
もう耐えられない!と家出し、安息の地を見つける旅に出るのです。
ちょっと大げさな言い方かもしれませんが、
誰でも「自分は愛されている」ということを感じられてこそ、
生きている喜びを感じられるものですよね。
自分をかわいがってくれる家族を求めるくまごろうの姿から、
”子どもに愛を伝えよう!”というメッセージが伝わってくるように思いました。