「ともだちや」シリーズ最新作!!
オオカミの釣り自慢の話から、今回はオオカミとキツネで海釣りへ行くことになりました。
ところが、オオカミには思ったように当たりがこなくて…。イラついて、当り散らすオオカミ。
そんなオオカミにキツネは嬉しそうにこう、応えます。
「なに いってるの、オオカミさん。
もっと でっかい おおものを つってくれたじゃない」
「うみだよ。オオカミさん」
この時のイラストが、またいいんだなぁ。
海に沈んでいきそうな夕日を背に、キツネがオオカミを振り返っていて、オオカミの顔だけがアップになってキツネを見ている。
ホント、感動的でした。
また今回のイラストは、少しマンガっぽいコマ割りをでしたが、オオカミの表情や、キツネの待ち時間の動きが活かされていて、良かったです。
子供ともども受けたのは、オオカミが釣りをしている脇で待っているキツネが、砂のお城を作ったり、ワカメで服を作ったり、カニにはさまれたりしているシーン。
こんなふうに相手を思いあえる友達に、うちの子供達も出会ってほしいなぁ。