心臓が壊れてゴミ捨て場に捨てられてしまったロボットの肩に、南の国へ行き遅れた青い小鳥がとまります。寒くて飛べない小鳥をロボットは心臓があったところにすまわせます。ロボットはこのままでは凍えてしまうという小鳥を胸に入れ南の国へと向かうのでした。
ゴミ捨て場にずっと一人ぼっちで放置されていたロボットが、やっと出会えた青い小鳥を南の国に連れて行ってやりたいという気持ちと、そのロボットの想いにこたえようとする小鳥の気持ちに、読み終わったあとはせつなくそしてやさしい気持ちになります。
小学生にもぜひ読んでもらいたい絵本です。