パパが考えた息子を感激させる壮大な計画。
それは…「息子に宇宙を見せてあげること。」
薄暗くなりかけた町を パパとぼくで歩く。
途中で目にした 見慣れた町並みも
いつもと違って見えたでしょうね。
目的地は ぼくも知っている原っぱでした。
早速 ぼくに空を見上げさせ 星の説明を始めたけど…
子供って 結構こういうとき上の空だったりするんですよね。
でも 大人に気を遣って
その場しのぎの返事だけはしてくれるものです(笑)。
この時のぼくも まさにそんな感じ。
満足そうなパパと そんなぼくのギャップが楽しかったです。
でも…この後もっと面白い出来事が…
息子も私も 「ぷっ(笑)」と笑ってしまいました。
パパとぼくの「宇宙を見に行った」という出来事。
パパにとっては
子供に宇宙を見せたという 大満足の思い出となり
ぼくにとっては
昼間とは違う夜の町並みを見たことや
パパが 自分を抱いて水路を飛び越えたこと
そして…帰りがけに起きた出来事で
帰り道のパパが靴底ばかりを気にしていたこと
などが思い出となって 強く心に残ったんじゃないかな…。
親がいくらリキを入れた計画も 子供にとってはそんなものだろうな
と思うと 何だか肩の力が抜けて可笑しくなりました。