ある日、ぼくの部屋に入ってきたネコ。ぼくがクラリネットの練習をしている間にどんどん大きくなってしまった。毎晩練習するクラリネットの音色で、ネコはまくらの大きさからベッドの大きさへ。ベッドの大きさから部屋の大きさへ。しまいには大きくなり過ぎて家が壊れてしまい…。
クラリネットを聞くたびに大きくなっていくネコ。そのネコに寄り添い、寝そべる主人公の姿がとても気持ちよさそうです。最後にネコは空を飛び、主人公はネコの背中でクラリネットのコンサートを開きます。こんな太っちょのネコのおなか、背中ってどんな感触でしょう。「この世で一番すてきなのは、ネコと一緒に暮らすことです」の言葉通り、ネコ好きの方におすすめです。息子はいつもこの主人公をとてもうらやましそうに見ていました。