お父さんの誕生日のために買われていった時計のあお君。家に来て初めての自分の部屋に居心地良く感じていますが、朝が近づくにつれて、ちゃんと目覚ましのベルを鳴らせるか不安になります。
不安や緊張でどきどきしながらも、頑張ろうという時計のあおくんの気持ちが、「タッタカ タッタカ」というはやる時計の針の音や「がんばらなくちゃ、どうしても やりとげなくちゃ」という言葉に表れています。
ちゃんと目覚ましの音を鳴らせたあおくん。お父さんが起きて、あおくんの音をとてもほめてくれ、あおくんはとっても誇らしげです。
読み聞かせをしていて、子どもには、何かに挑戦するドキドキや頑張りを、そしてやり遂げる気持ちの良さを経験して欲しい、と思わせてくれる絵本でした。