私が読んだのは、36年前になるでしょうか。もうじき2歳になる息子に読み聞かせる本として、遠い記憶の中から思い出しました。
名作絵本には、すたれることはないのですね。今、うちの息子もすっかりファンになりました。私が帰宅した時、朝起きてまだ私が居るとき、「とらっく とらっく とらっく」を抱えて、読んでくれとせがんできます。まだ、話を理解はしていないと思うのですが、挿絵をみているだけで嬉しいようです。
工事用車両など大型特殊自動車が大の好みの息子には、山本忠敬氏の最近の本も好きなのですが、「とらっく とらっく とらっく」がなかでもお気に入りなのは不思議です。親も一緒になって喜んでいるのが、伝わっているのでしょうか。
描かれている車の絵は年代ものになっても、躍動感、スピード感は、今も新鮮です。陸運という子供にとっては地味なストーリーを、これほど活き活きと語る絵本はないのではないでしょうか。
今後も息子の成長につれて、昔、我が父親がしてくれたように、息子に読み聞かせていってやろうと思います。