この本は、息子が読みすぎてか、扱いが悪いのか、ぼろぼろになっていますが、ときどき本人が読んでともってくる本の一冊です。
えんぴつたちが寝静まった夜中におすもうをするなんて、子ども心にわくわくさせますよね。はさみや色紙たちも仲間に加わって、おすもう大会が始まるなんて聞いたら、夜起きててでも見てみたいって思うんじゃないかしら。
絵がとてもにぎやかで楽しいので、ふつうに読んでもおもしろいのですが、おすもうの取り組みのシーンでは、行司さんになったり、実況を伝えるアナウンサーになったりして、読む私も楽しんでいます。
みんなで一つのことをいっしょにやると楽しさが増える、弱点があっても(たとえば、この本のちびたやまはからだが小さい)がんばれば目標は達成できるなどということを、子どもたちは、知らず知らずに絵本を通して知ることができるんだなあと、この本を読みながら思いました。