郵便屋さんのねずみが主人公です。
初版が1989年ということで、どことなく昭和テイストの郵便屋さんですね。
クリスマスの前の日、ねずみはうっかり滑って、一通の手紙を濡らしてしまい、
宛名がわからなくて困ってしまうのです。
前半はその推理ストーリー。
後半は、そのメッセージからの展開です。
サンタクロースから道案内を頼まれるなんて、郵便屋さん冥利です。
圧巻はクリスマスツリー。
派手ではないのに、柔らかい輝きがとても素敵です。
頼りにされる嬉しさが伝わってきます。
幼稚園児くらいから、サンタクロースのイメージにふんわりと寄り添ってくれると思います。