どんな料理を食べても「まずい」というリスの坊っちゃんの為に、オオカミシェフが自慢の料理を作りますが、果たして・・・?
これは絵本ではなく児童書になるのですが、文字も大きいので低学年でも読みやすいと思います。
そしてお話自体がすごくいいです。
どんな美味しい料理を食べても「まずい」としか言わないリスの坊っちゃん。その理由は?そしてオオカミは「おいしい」と言わせることが出来るのか?続きが気になって、一気に最後まで読み進められます。
お話に出てくる名前も洒落ていて素敵です。 「カナノリーモ・カフェ」、逆さまから読むと「森の中カフェ」!他にも「トンガッタホルン」とか「おいし草」とかセンスの良さが光ります。
おいしい食事をする秘密は、ほどよい空腹と、同じ料理を囲みながら一緒に楽しい時間を過ごすこと!それこそが最高のスパイスだったのですね☆
亀岡亜希子さんの優しさあふれる挿絵もすごく素敵で、出来ることならオールカラーで読みたかったくらい、完成度の高い作品だと思います。