私が小学校1年生のころに、母がよく読んでくれた絵本です。
そのころには、もう二度と生き返らなかった猫の結末にじーんとはしたものの、深くはわかりませんでした。
私が結婚をするとき、母がこの絵本を渡してくれました。
久しぶりに見たこの絵本をとても懐かしく思いましたが、内容は覚えていませんでした。
大人になってから見返すと、なんて深い絵本なんだ、と・・・
自分の人生に満足できず、何度も人生をやり直す猫が、最後に得て満足したものは、お金でも自由でもなく、愛する妻と子どもでした。
結婚直前にこの絵本をくれた母の気持ちを思うと、涙が止まりませんでした。