
人気絵本「きょうりゅうたち」シリーズ第6巻。 まずは「きょうりゅうたち」シリーズについてご紹介しましょう。 本を開くと、リアルでダイナミックな恐竜の姿が画面いっぱい広がります。それだけで恐竜好きの子は大興奮間違いなし。 あれ…? だけど恐竜たちがいるのは、ふつうの街並みや学校、おうちの中。それに、恐竜たちは、ごはんを食べ散らかしたり、黒板に友達の悪口を書いちゃったり…。子どもたちから見たら、この恐竜たち、なんだか自分や身近なお友達みたい?? そう、このシリーズは、子どもたちを恐竜になぞらえて描いているんです。ごはんのときはどういうお行儀がいいのかな? お友達と喧嘩しちゃったらどうする? それぞれの巻で、テーマごとにおはなしになっています。子どもたちのやんちゃな姿を体現している恐竜たちは、動きも表情もなんともユーモラス。恐竜たちが、正しいふるまいを身をもって教えてくれるという、とってもユニークなシリーズなんです!
そして待望の新刊のテーマは…、なんと「ペット」?! いったいどんなおはなしなんでしょう。 「うちも そろそろ ペットを かおうか!」おとうさんおかあさんに言われたら…。 どんなペットがいいかなあ? 自分にぴったりのペットってなんだろう?
今回も、ほかの巻と違う新しい10種類の恐竜たちが登場します。 動物を捕まえようと網を持ってキョロキョロしているのは、大きな頭に赤いとさかのユウティランヌス。動物園からトラを連れてきちゃったのは、コアフイラケラトプス。リノレックスはありえない生き物をもらってきちゃうし、キアンゾウサウルスは、ソファーにシマウマとリクガメを並べちゃったり…。 うわー!ダメダメ!とんでもない! 恐竜たちの暴れぶりに笑っちゃうやらあきれるやら。 だけど、 「いいえ、そんなことは しません。 きょうりゅうたちは ちゃーんと わかっています。」 ああ、よかった。恐竜たちはきちんと教えてくれます。 ペットがほしいときには、どこに行ってどうしたらいいのか。 現代社会で望ましいペットの入手方法を、とても自然に子どもたちに教えてくれるのです。
「ペットは だいじな かぞくだよ。 いつまでも なかよくしようね、きょうりゅうちゃん。」
ペットと過ごす日を夢見る子どもたちにぴったり。家族みんなで、生き物と暮らすことについて考えるきっかけにもなる絵本です。
登場する恐竜の名前が、絵の中に隠れているのも、このシリーズのお楽しみ。 英語の名前と日本語の名前が両方、絵の中のどこかにひそんでいるので、探してみてくださいね。 読み終わったら、見返しの絵で、それぞれの恐竜たちがどんなペットと過ごすことになったのかチェックするのも忘れずに! 大きな体の恐竜たちが、小さなペットと遊ぶ姿に、きっとニヤニヤしちゃいますよ。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)


「うちも そろそろ ペットを かおうか!」と、お父さんとお母さんに提案されたきょうりゅうちゃん。さあ、どんなペットをかう? 子どもたちを恐竜になぞらえ、愛情たっぷりに描いた人気のシリーズ6作目。

リアルなきょうりゅうの絵が素敵な「きょうりゅうたちシリーズ」が親子で大好きです。
このシリーズは、きょうりゅうたち=子供たちという、楽しい設定。
今までも、きょうりゅうたちが風邪をひいたり、ご飯を食べたり、ケンカしたり。
色々と大暴れでしたが、今回は、ペットを飼うお話なのです。
ペットを探すのに、里親を探したり、保健所へ行ったり。
その奮闘ぶりが笑えます。
甲斐甲斐しく動物の世話するきょうりゅう、とっても可愛いです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
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