軽やかな風にのり、変わりゆく美しい四季の情景に身をゆだねると、 感謝の気持ちが自ずと湧いてきます。
いのちの ひざしを あびて うまれた みずみずしい ふたば りょうてを ひろげ しんこきゅう あいさつをする かぜ
いなほが ふかぶかと おじぎを している みのることの ゆたかさ ありがとうの すがた
かぜは であいのたびに よろこびを しる きっと これからも ありがとうの いずみを さがす たび つづけるでしょう
詩人であり、童話作家としても活躍されている「こやま峰子」さんの、天から大地を見守る母のような温かい眼差しで大自然の恵み包み込むように詠われた詩。 その言葉と戯れるように風となり、こやまさんの詩の世界を表現した絵描きであり、書道家である「はなてる」さん。 はなてるさんの描く流れるような伸びやかな線と、ほんのりじんわりと滲む色彩の世界が心地よく、こやまさんの言葉に耳を傾け、まるで音楽を奏でているかのよう。 「ありがとう」が心にゆったりと広がります。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
四季折々の美しい自然の移ろいに感謝をささげる「こやま峰子」の世界を、みずみずしい感性が光る、新進書家「はなてる」が軽やかに描き上げる。
新刊コーナーにありました
詩がなんとも素敵です
短い言葉ながら
五七五でもないのですが
なんか洗練されています
絵もセンスがあり
とても素敵です
かぜが「人」の絵になっているのです
私はその「人」がない絵の部分が
実は、とても好きです
春から季節を巡る感じも素敵です
素敵な言葉を使う、聞く、話すと
気持ちも違うように思います
お子さんにも
大人の方にもお薦めです (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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