真っ黒な羽のはぐろとんぼ。メスのからだは黒く、オスは緑色に輝くからだをしている、とてもきれいでスマートなとんぼです。きれいな水辺で出会ったオスとメスはハートの形につながって交尾をし、メスは辺りの水草に卵を産みつけ、やがて幼虫が孵ります。環境指標生物でもあるはぐろとんぼの生態を丁寧に描いた観察絵本です。
小学校の中学年くらいに読めるいい絵本はないかなぁと、書店を歩き回っていて、見つけました。
2014年6月号の「月間かがくのとも」“はぐろとんぼ”です。
とんぼを題材にした科学絵本やストーリー性のある絵本はいくつかありますが、《ハグロ》に焦点を置いたものは初めて読みました。
見た目がよく見かける赤とんぼやギンヤンマに比べてスリムで、季節的にもほかのトンボたちよりやや早い時期に見かけます(と、思います)。
折込にかがくのともの取材日記みたいなのがついていて、
それを読むとさらに深く《はぐろとんぼ》やその本のことについて理解が深まります。
さすが福音館さんのロングランの月刊誌ですね〜。
とんぼの生態や成長過程など、短い一生の中で一生懸命生きている姿を垣間見ることができる素敵な科学絵本だと思いました。
今度ぜひ小学校の子ども達に読んでみたいです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子14歳、 )
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