保育園・幼稚園などの集団生活に入っていく年齢にぴったりの知育絵本。
登園後の“おはようございます”“さようなら”といった「あいさつ」のページから始まって、“いっしょに遊びたいときには…”“おもちゃをかりたいときには…”など「こんなときなんていうのかな」と、一緒に遊ぶお友だちへ、様々な言葉をかけるシーンが描かれます。
“ひとりできがえできるかな”“おかたづけできるかな”“しんごうをまもろう”なども、親しみやすい絵柄で図解されています。
大人気の「のりもの」、動物・植物・昆虫の「いきもの」の写真ページは、生態などについての短い説明がひらがなで書かれています。
他にも「からだ」「しぜん・てんき」「かず」「もじ」などのページでは、知識をぐんぐん吸収できそう。
本書は、20年近く親しまれてきたロングセラーのシリーズ「えほん百科シリーズ」待望の改訂版。
3歳児は、家の外の世界に出かけていき、急速に社会性が発達する時期。
豊富なイラストや写真で、「これはなに?」「なぜ?」といった疑問を引きすと同時に、集団生活のマナーや、約束ごとなどを楽しく身につけられる工夫が満載です。
繰り返し読むうちに「これはひとりでできるよ!」と、1つ1つお子さんが自信をつけていけるのではないでしょうか。
多彩なジャンルを子どもが1人で眺めて楽しめると同時に、親子で学べる、内容の充実ぶりが人気の秘密にちがいありません。
知識と経験を追体験する場を得ることで、より生き生きした子どもの表情が見られるかもしれませんよ。
ぜひ試してみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
続きを読む