
はるよちゃんは八歳。同い年のとなりのまさおちゃんたちと、あそんでいました。またあしたと約束した夜、爆撃機が油を入れた爆弾、しょうい弾をふらせたのです。必死ににげるはるよちゃんたち。でも町も、そこにいた人も動物も、みんな炎に焼かれて……東京大空襲体験者の話を、やさしくも迫力ある絵で再現する絵本。

「またあしたあそぼうね」という何気ない軽い言葉に、こんな重荷を乗せるなんて罪な絵本です。
思わず涙腺が緩んでしまいました。
東京大空襲で生きのびた二瓶治代さんのお話が基になっているそうです。
炎に包まれていく馬と馬方さんのシーンが衝撃的でした。
火がついた防空頭巾が頭から離れたシーンに息を呑みました。
防火水槽の水は凍っていたのですね。
二瓶さんの目にしたものが、生々しく頭で再現されました。
二瓶さんの家族は助かったそうですが、「またあしたあそぼうね」という、友だちとの約束は実現しませんでした。
戦争に対する憎しみだけが膨らんできました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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