「わんぱくだんシリーズ」24作目。
累計100万部突破の大人気シリーズです。
おなじみの3人、けん、ひろし、くみは、今作ではなんと海の中のおとぎの世界へ!
それというのも、偶然、浜辺で子ガメを助けたからなのですが……。
わんぱくだんの3人が集まると、決まって不思議なことが起こるんです。
大きなカメが波の中から現れ「みなさんを 『りゅうぐうじょう』に ごあんないします」と言ったとき、3人はもちろん怖がったり遠慮したりしません。
「まあ、すてき!」「おもしろそう!」
大喜びで大ガメの背中に飛び乗り……。
海の中をもぐってもぐって、着いたところは、竜宮城!
美しい乙姫さまに迎えられ、おいしい料理をごちそうになったり、歌ったり踊ったり。
おまけに難破船の宝物を探しに行ったり。
「いいなあ、こんな冒険してみたい」と読者は思うこと間違いなし。
わんぱくだんって、いつも面白いことばかり!
さて、たくさん遊んだ3人が家に帰るとき、乙姫さまが差し出した「たまてばこ」。
もしかしておじいさん、おばあさんになっちゃう……?
けん、ひろし、くみの3人がそれぞれ生き生きと、カメに乗って飛ぶように海を泳ぐ様は、気持ちよさそう。
最後はちょっとドキドキですが、夏らしいさわやかな読後感。
やっぱりいいな、わんぱくだん。
今回も楽しいシーンがいっぱいです。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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