
昔、のろまでぶきっちょなとらは、ねずみにすらばかにされていた。くやしくてくやしくて、とらはねこのでしになることにした。すばやく走るわざ、高いところからとびおりるわざ……たくさんのわざを、ねこからおそわった。そして、「もう のろまじゃねえ。だれにも まけねえぜ!」と、じしんまんまん。そこへやってきたねずみが、とんでもないことをいいだして……。とら、ねこ、ねずみのやりとりがユーモラスなおはなし。2022年の寅年にぴったりな、干支の紙芝居です。

強いトラにもこんな弱点があったのだと、話のオチには感心してしまいました。
そこをヒントに出に上がったような内容です。
まさかトラがネコの弟子になるなんて想像できないし、今風のタメ口会話も、不思議と子どもたちに受け容れられそうな紙芝居です。
ネズミにまで軽くあしらわれるなんて、王者の面目丸つぶれですね。
コミカルな紙芝居でした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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