「これからぼくは君に、少し長い手紙を書こうと思う。そして何人かのぼくの人生を変えてくれた人物と言葉を、君に伝えることができたらと願っている。
もちろんぼくにとって重要だった人が、君にもそうなるとは限らない。でも、ぼくがその人というよりも人間そのものを信頼したように、君にとっても信頼できる人間が、今日までの長い歴史のなかには必ずいることを伝えられればと思う」(本文より)
サン=テグジュペリ、石牟礼道子、岡倉天心、神谷美恵子、吉野源三郎、リルケ、ミル、小林秀雄、河合速雄、フランクル、そして「コトバ」を紡ぐ詩人たち――。自らの人生を変えた本、言葉、そして人間について、未来の読者に向けて綴る、全12篇の手紙。
【目次】
小さなひと
春の使者
言葉の花束
悲しみの弦
コペル君と網目の法則
愛と「生きがい」
コトバのちから
自由の危機
いつくしみの手仕事
「空」の世界と「いのち」のちから
読書の扉
愛しいひと
おわりに
参考文献/ブックガイド
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