
◆赤木かん子さんよりメッセージ◆ このタイトルをご存じの方は少ないでしょう。全集には必ずといっていいくらい入っていて、「占いの女の人にもらったなにかからいろんなものが出てきた話」「三つのクルミが出てくる話」でみなさん探していらっしゃるので見つけられないうえに、ほとんどの方が、「アンデルセンとは思わなかったわ!」とおっしゃるのです。きっと子どもには全体のストーリーがむずかしすぎて覚えていないのだと思います。それはすごい話だからね。大人になった醍醐味はこういうところにあるんだ、と思わせてくれるお話です。アンデルセンの中でも完成度の高い、秀れた作品を現代に蘇らせ、お手元に届けることができれば嬉しく思います。

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「こんなアンデルセン知ってた?」とカバーにあった通り、自分の知っているアンデルセン童話の領域を超えた、現実味を持ったお話でした。
幼なじみのイブとクリスティーネは、おたがいを思い合いながら、人生の流れで別の人生を歩むのです。
クリスティーネの幸せを祈って、彼女と別れたイブでした。
しかし裕福な夫は、放蕩な生活のために財産を失い、クリスティーネと一人の娘を遺して死んでしまいます。
貧困生活の果てに死を迎える際にイブと再会するのです。
長編の小説にもなりそうなお話ですが、アンデルセンだけに童話の要素の中で描かれている物語です。
おまけに堀川理万子さんの絵で、絵本のような仕立てでもあります。
タイトルにある「小さいクリスティーネ」は、幼なじみのクリスティーネの名前ではなく、幼なじみの遺した娘のクリスティーネでした。
身寄りをなくした娘クリスティーネと、一人暮らしだったイブは、親子のように一緒に生活を始めます。
複雑な思いのエンディングです。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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