
父の手は、いつもおおきい。 小さな子どもをあたたかく慈しむ父親の手。もう一方は、やせてほねばっていく父の手と、その手をとる息子。並列して描かれる二つの物語。この息子は、この小さな男の子?年老いていく男性は、このお父さん?ほとんど言葉のない絵本のなかで、並んで描かれていく絵が、時空を超えてつながる。 父のおおきなあたたかい手から受け取った愛をかみしめながら、大切なひとを抱きしめる、珠玉の絵本。 ボローニャ・ラガッツィ賞ノンフィクション部門特別賞受賞作品。

絵だけで進行する絵本です。
ただひと言「父の手は、おおきい。」と書かれていました。
本の裏にある言葉からすると、父親を看取った息子のモノローグでしょうか。
絵本の中の絵を追い続けて、この絵本は親と子の対話だと感じます。
父親を介護する息子と、その父親に育てられた息子の思い出が、対比するように、交錯するように描かれています。
息子は、父親の手の大きさを忘れずに育って来たのです。
その父親を介護する立場になっても、息子は父親の手を忘れていません。
部屋に積まれた本の山を見ると、父親は作家か教授だったのでしょうか。
息子を見つめる親だったからこその絵本ですね。
私は今、反省しています。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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