ローズは絵を描くのがだいすき。
おかあさんのたんじょうびに、
絵をプレゼントすると約束していたのに、
なかなかうまく描けません。
夜が明ける前から目がさめて、
外をながめていると、
小さな男の子マルクが空を飛んでやってきました。
「ぼく、マルク。いっしょに
絵になるものをさがしにいこう」
ふたりは、町をとびまわり、
噴水にのぼったり、塔にかけあがったり…。
ふたりのあとを、ネコやおもちゃの王さま、
人魚や兵隊がついてきます…。
ドイツの美しい古都を思わせる街を
楽しく遊びまわるローズとマルク。
ファンタジックなイメージの広がる
色彩豊かな絵本です。
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