
詩人山崎るり子の最新作えほん。 本書のために書き下ろされた詩と、詩人本人が描きおろした絵で綴る現代社会へのメッセージ。 一匹の汚れた猫を助けようとする男の子。 「汚いし、乱暴だから」と引き離す母親。 しかし、その猫の悪い噂は、あくまでも噂であって、誰も真実を知らない。
猫を比喩として、短い言葉で語るメッセージは、子どもにも大人にも心にのこる詩になるだろう。
「だめよぼうや そんなことをしたら 心をもっていかれてしまう」

とても含みのある内容です。
あっちの猫も、根っからの野良猫ではなくて捨て猫のような気がします。
こっちの猫は飼い猫のようですが、自分たちの飼い猫ではないようです。
猫そのものの本性と先入観、猫の生態と人間としての自分事が混ざり合って、不思議な絵本です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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