若い世代に向けた戦争と文学、戦争と人間をテーマにつづられるエッセイ。いわゆる読書ガイドのようなおすすめ本の紹介ではなく、文学作品の中で戦争はどのように描かれているかという点にフォーカスして、読者に「戦場へ行くことになったらどうなるのか? どうするのか?」を問いかける。
現在、入手が困難なものや文学全集でしか読めない短編など、フィクション、エッセイ、詩を中心に著者が選んだ作品を収録。
戦争は、過去のこと、そして、他人事ではなくなっている。AIや情報技術の発達が、皮肉にも的確な判断をむずかしくさせている現代、過去から学ぶことの重要性を、この本を通して若い読者と考える。
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