科学者ジャン・アンリ・ファーブルに間近で接してきた、ジョルジュ=ヴィクトール・ルグロによるファーブルの伝記。
ファーブルの生き方や考え方などを、ルグロは直接ファーブルの口から聞き、それを忠実に書き留めました。貧しい家庭で育ちながらも自然を愛し、生き物に向けるまなざしは常に温かい。
そして大人になっても、新しい発見には子どものように目を輝かせる。苦しい生活、大切な我が子や慕っていた師匠の死、発明が盗まれるなどの不運に見舞われても、観察や研究を続け、学ぶことをやめなかったファーブル。
『昆虫記』の出版に至るまでの経緯を含め、ファーブルとともに一喜一憂し、どんな時も前向きな彼の姿を見てきたルグロ。
そんなルグロならではの記録は、ファーブルという一人の人間を知る上でたいへん貴重であり、その存在の重さを現代の私たちにも感じさせてくれます。
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